2021年7月~9月期 栃木県中小企業景況調査(169回)
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県内全体の業況(DI値)は、前期(4-6月期)より3.7ポイント悪化の-34.1ポイントとなった。特に小売業は-54.9ポイントと大幅に悪化したが、製造業においては前期から4.2ポイント悪化ながらも売上額、採算、資金繰りの3項目において大幅な改善が見られた。サービス業は前期から4.1ポイント、建設業においては11.9ポイント改善した。
来期は、製造業、小売業、サービス業で改善を見込む一方、改善傾向にあった建設業は再び悪化に転じ、小売業は改善傾向ながら依然厳しい値が続くと見込まれる。
県内全体の業況としては11.8ポイントの回復となる見込みである。全国と比較すると今期は5.7ポイント低いものの、来期は全国と同水準になる見込みである。